[巻頭特集]祝優勝 朝乃山 夏場所

県出身103年ぶりV
令和初の賜杯、「トランプ杯」も

朝乃山
大相撲
Asanoyama Hideki
Sumo

新元号令和で初めてとなる大相撲夏場所を制したのは、富山が生んだ朝乃山(前頭8枚目、高砂部屋)だった。
富山県出身力士の幕内優勝は1916(大正5)年の横綱太刀山以来、103年ぶりの快挙。三役経験がない平幕の優勝は58年ぶりと記録づくめとなり、新時代の到来を印象づける優勝となった。
千秋楽後の表彰式では、令和初の天皇賜杯、内閣総理大臣杯に加え、来日中のトランプ米大統領から新設の米国大統領杯を贈られ、「アサノヤマ」の名前が世界に発信された。歴史に名を刻み、記録にも記憶にも残る名シーンとして語り継がれるだろう。
大きな体格を生かした右四つの本格派は、入門時から才能を評価されていた。改元の節目に、技術・精神面とも一気に覚醒し、次代を担う若手のホープとして頭角を現した。
「初優勝おめでとう」。富山県内では今も朝乃山フィーバーが続く。
7月7日から始まる名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)では、一気に番付が上がり、新三役が濃厚だ。
強さが光った夏場所を振り返るとともに、初優勝までの軌跡を追った。

川渕恭司・文