[特集]三役目指して 朝乃山 大相撲 Asanoyama Hideki Sumo

1横綱2大関を撃破
34年ぶり新三役へ


9月に東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所。西前頭2枚目の朝乃山は、10勝5敗の好成績で2場所ぶりの勝ち越しを決めた。
3度目の挑戦となる横綱戦で、自身初の金星を獲得。幕内通算100勝目に花を添えた。さらに2大関を撃破して終盤まで優勝争いに絡み、2度目の殊勲賞も受賞した。
絶対的な形「右四つ左上手」になれば、横綱にも負けない強さがある。5月の夏場所での幕内優勝が、運やまぐれではなく、実力であることを証明してみせた。
一年納めの九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)は、目標の新三役が見えてきた。
富山県出身力士の三役昇進は1985年九州場所で新小結になった元関脇・琴ケ梅以来、34年ぶりだ。
三役、さらにその上を目指す戦いが始まろうとしている。

川渕恭司・文
鳥飼祥恵・写真