[ 特集 ]頂点目指して 朝乃山 大相撲 Asanoyama Hideki Sumo

新小結で11 勝 年間最多勝
大関とりへ「勝負の一年」


11月に福岡国際センターで行われた一年納めの大相撲九州場所。富山県出身力士として、34年ぶりの新三役・小結で挑んだ朝乃山は、11勝4敗の好成績で大関候補に名乗りを上げた。
今場所は必勝の「右四つ左上手」が完成形に近づき、2場所連続の二桁勝利を挙げ、初の技能賞を受賞。
小結では史上初となる年間最多勝(55勝)のタイトルも獲得した。
小結での二桁11勝は大関とりの起点となる。大関昇進の目安は三役で直近3場所33勝。新関脇が濃厚な初場所(1月12日初日、両国国技館)に向け、朝乃山は言った。
「二桁勝つ。じゃないと意味がない」
普段は「勝ち越し」と控えめな男があえて高い目標を掲げた。大関とりのチャンスが多くないことは十分自覚している。
足踏みせずに、頂点を目指して一気に駆け上がる。2020年、朝乃山にとって「勝負の一年」の幕開けだ。

初場所は新関脇
「二桁勝つ。
じゃないと意味がない」

川渕恭司・文
鳥飼祥恵・写真